9月2日よりイタリアで開催される第77回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定!
ヴェネチア国際映画祭は、カンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭のひとつであり、世界最古と呼ばれる歴史深い映画祭。そのメインであるコンペティション部門には、毎年各国の実績ある監督たちが名を連ね、近年で主要賞を獲得しているのは『ジョーカー』(19)、『ROMA/ローマ』(18)、『女王陛下のお気に入り』(18)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)など、ヒット作でありながら芸術性も持ち合わせた作品ばかり。
これまで数々の国際映画祭で受賞を重ねてきた黒沢監督は同映画祭との縁も深く、『叫』(06)、『贖罪』(12)に続き三度目の参加。黒沢監督にとってコンペティション部門に選ばれるのは本作が初、初めて挑んだ歴史エンタテインメントをひっさげ、最高賞・金獅子賞を目指します。脚本を手掛けたのは、黒沢監督自身と濱口⻯介(『寝ても覚めても』)、野原位(『ハッピーアワー』脚本)の3人。また、「ペトロールズ」のリードボーカル&ギターであり、浮雲名義で「東京事変」のギタリストとしても活動している⻑岡亮介が、映画音楽を初めて手掛け、映画世界の奥行きをさらに広げています。日本が誇る才能が集結した本作は、10月16日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショーが決定しています。
コンペティション部門の映画祭公式の対象賞は、最高賞の金獅子賞、監督賞にあたる銀獅子賞、審査員 大賞、男優賞、女優賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞、脚本賞など。ヴェネチア国際映画祭は現地 時間9月2日から12日まで行われ、受賞結果は映画祭最終日に発表される予定。
黒沢監督おめでとうございます。
今回は残念ながら現地に伺うことが叶いませんが、 会場の皆様にお会いできなくても、想いは通じると信じています。
誰かの明日へつながる1本になればと心から祈っております。
この時代にこの作品で、このキャストスタッフの下、黒沢組に参加出来た事が夢のようですが、その上にまた、ヴェネチア国際映画祭に参加するという嬉しい知らせを頂きました。
より多くの方々に観ていただければと思います。
嬉しい、と同時にたいへん緊張しています。
1940年代の日本を生きた夫婦の姿が海外の人の目にどう映るのか、今は予想もつきません。
1940年。満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまった優作は、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、 スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく......。
90秒予告 Youtube 視聴リンク⇒https://youtu.be/Ho3GWR03x8k
蒼井優 高橋一生 東出昌大 坂東龍汰 恒松祐里 笹野高史
監督:黒沢清
脚本:濱口竜介 野原位 黒沢清 音楽:長岡亮介
配給:ビターズ・エンド
配給協力:『スパイの妻』プロモーションパートナーズ
©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
劇場版『スパイの妻』公式Webサイト
http://wos.bitters.co.jp